化学科

教科説明

医学部の生物はここが難しい

将来医者を志すからには、と動物、特にヒトの身体に関わる領域については最先端の内容まで深く出題されるのが医学部入試の大きな特徴です。しかし、だからといって、そこだけに的を絞ることはオススメできない、のが生物の難しいところ。植物はもちろん、生態系や環境問題まで、生物で取り扱われる分野は多岐に渡ります。そのどの領域にもきちんと対応できる状態にしておくことが必要となり、なるべく得手不得手の差を作らないことが重要になってきます。

医学部生物攻略の秘訣

基本的な用語に関しては、暗記するのではなく、きちんと理解して自分で説明できる状態にしておくことが重要です。その上で、分野内の繋がりはもちろんのこと、異なる分野にまたがった現象を理解するためにはその関連性を俯瞰して把握しておくことが必要になってきます。また、一つ一つの事象について、なぜそうなるのか、を普段から深く考えておくように習慣づけていくことで、初めて見る実験や考察問題に対しても、関連事項を引き出して考えることができるようにしていくことも大切です。

Topsの生物はここがちがう

なんとなく曖昧にわかったつもり、で用いている知識面を根本的に洗い直すことから始めます。正しい説明を組み立てるには、正しい知識が必要となるためです。さらに、問題演習の中では、「何を問われているのか」「それに対して何を解答しなくてはいけないのか」という視点で徹底的に問題を隅々まで読み解く訓練、また自分の出した解答を見直す訓練を積み重ねていくことで、必要な事項をきちんと押さえた論述解答を作り上げる力を身につけていきます。

年間カリキュラム

前期カリキュラム 「基礎知識を徹底的強化」生物基礎、生物それぞれの基礎知識を、根本的に理解できる状態にするために、オリジナルテキストを用いて一から解説を進めていきます。自分の言葉で正しい説明が出来る状態になるまで復習を積み重ねていくことで、問題演習に入った時に考察に用いることが出来る知識の素地を作ります。
夏期カリキュラム 「問いに答える形を組み立てる」入門レベルの問題演習を通じて、問われ方の形が変わっても身につけた知識を正しく反映できる状態になっているかどうかを確認していきます。この時点で曖昧な表現で入っている知識を細かく正確な形に修正していきます。また、少しずつ長い文章から意図を読み取る練習を始めます。
後期カリキュラム 「与えられた情報から考察する」標準レベルの問題演習を行い、実験問題の読解力や、論述問題に対応した文章作成力など、実際の入試問題に対応する際に必要となる能力を養っていきます。特に典型問題については考え方を定着させていくことが出来るように、一つ一つの手順を追って解説を深めていきます。
冬期~直前期
カリキュラム
「志望校攻略のための対策」それぞれの志望校の過去入試問題に触れていきます。各校ごとに大きく異なる特徴を体感した上で対策を進めていきます。またこの際に、実際の問題を通して、医学部で特によく出題される傾向にある最先端の知識について補充していくことになります。

講師紹介

廣瀬 希先生
廣瀬 希先生
出身校:京都大学 理学部 / 同大学院
生物は「なんとなく」「それなりに」出来る、と思っている人の多い科目です。それが「本当に」「根本から」理解できているか、を問うのが試験問題。求められている内容を正しい日本語にして、相手に間違いなく伝えることが大切です。論述に自信がない人は、普段の授業での講師とのやり取りの中から言葉の使い方に気を付ける意識を養っていきましょう。そのために、私たち講師は、貴方達に向き合っているのですから。
Profile子供の頃から生物に対して並々ならぬ好奇心を持ち、あらゆる生物・生命現象に対して慈愛の心を持ち、大学卒業後も専門知識を磨き上げるべくNPO法人プライメイト・アゴラにて研究に没頭する。転機が訪れたのは、久しぶりの京都訪問のとき。京都大学時代の盟友である岡(化学科講師)と再会し、熱烈なスカウトを受けTop京都医専 生物科に就任。圧倒的な知識を武器にあらゆる入試問題を解き明かすTopsの知恵袋的講師。趣味は科学館めぐり。常に最新の生物に触れ、それを生徒たちに伝えるのが何よりも楽しみ。
尾藤 浩高先生
尾藤 浩高先生
出身校:京都大学 農 / 同大学院
生物は暗記科目だと思い込み、必死に暗記を続けていてもなかなか入試では点数を取ることができません。やみくもな努力がいかに無力であるかを痛感している人も多いと思います。そのため、解答へたどり着くまでの過程に重点を置き、論述や考察問題への対応力を養成していきます。また、普段から生徒に問題を投げかけ、問題の意図を把握する力や、生物の表現方法を身につけてもらえるように心掛けています。
自分自身の人生のターニングポイントとなった浪人時代の経験を、少しでも多くの生徒に伝え、受験生の助けになればと考えています。あれほど毎日が不安なこともなかったし、あれほど勉強にのめり込んだこともなかったので、自分自身の新しい一面を色々と発見することができる時間でした。決して浪人を進めるわけではありませんが、遠回りしようが、周りの人より時間がかかろうが、許される限り、自分の夢を諦めずに、一つのことに打ち込むことは素晴らしいことです。とにかくまず始めることです。そして、継続することです。基本を疎かにせず、毎日繰り返すことで大きな力になります。信じてついて来てください!そして、合格を勝ち取りましょう!!
夕部 泰弘先生
夕部 泰弘先生
出身校:京都大学 農 / 同大学院
生物の教科書にある内容は、生き物へ人類が注いだ情熱の成果です。自分の体を通してのみ生き物は観察され解釈されます。人体と向き合うことを仕事にしたいと思うみなさんは、すでに生物を学ぶ重要な基盤を持っているのだと思います。ただ問題は、みなさんが持っているということ。生物では、体系的に整理された言葉を起点とすることで、驚くほど理解と記憶の進むことがあります。授業の言葉を受け取って合格して下さい。
僕は試験が嫌いです。受験が終わり、遊びたいだけ遊び、専門科目受講開始の3回生。魚類学の講義で先生が書き始めたのは魚の系統樹でした。釣り好き魚料理好きの自分にとって、魚が授業になることは衝撃でした。初めて必死で授業を聞きました。不安が頭の中を這いずり回る夜もあるかもしれません。凹んで帰る夕方もあるでしょう。悔しい昼間も行きたくない朝も当然ある。でもどこかで、それが報われたと思う日がくるはずです。頑張ってください。
小林 大樹先生
小林 大樹先生
出身校:京都工芸繊維大学 工芸科学部
生物は、目に見えないものが多いことと専門的な用語が多いことから、正しく理解できている方は少ない科目だと考えています。そのため私は、生物を学ぶ上では映像でとらえることに重点を置いています。そうすることで生命現象のイメージが持ちやすくなり、全体像を把握するまでの道のりはかなり穏やかになると思います。 また、使い慣れない言葉は定型文までセットで覚えることで生物は皆さんにとって武器となるはずです。
私の高校生活は部活一筋であったため、部活引退直後で偏差値が30台でした。そこからは食事の時間さえ惜しんで受験勉強に取り組み、現役で志望校に合格することができました。このように底辺から這い上がり目標にたどりついた経験があるので、勉強の苦手な生徒の目線に立つことが出来る。プライベートでの趣味は豊富で多様な話題に付いていける。しかし機械音痴であり、最新機器に触れるとパニックを起こすような時代遅れの人間でもある。
井崎 淳平先生
井崎 淳平先生
出身校: 京都大学 理学部

勉強するときには、『なぜそうなるのか』という疑問を持つことが重要です。その疑問に対する答えや理由、意味が分かると、あなたの理解はより深く、忘れにくいものになり、時には『一生モノの知恵』にさえなります。『なぜそうなるのか』、自分で考えたり調べても分からなかったら、ぜひ質問して下さい。本質的な理解を得ておくことは、入試においてもその後のキャリアにおいても、あなたをシッカリと支えてくれるはずです。生徒さんから、想定外の質問を受けることがあります。中には生物学的に本質的でない質問もありますが、中には大学の研究レベルの本質を突いた質問もあり、それを専門書などで調べて答えると、質問をした生徒は心から納得をして、知識を自分の血肉にしてくれるのが分かります。そんな時は『この仕事をしていてよかったな』と思いますし、そんな勉強の苦楽を共にした生徒さんが希望する大学に進んでくれることが、何より嬉しいですね。

Profile 宇宙の永遠の真理を探究したいと思い、理学部へ進学。文系の学問にも興味を持ち哲学や経済学などもかじり、『生物学をより深く知るためには人間の歴史や思想も学ぶ必要がある』ことを知る。また、大学ではサイクリング部に入り、南は沖縄から北は北海道まで日本中を自転車で旅し、気候などの環境条件の違いによって土地ごとに様々な生態系が成立していることをその目で見てきた。卒業後、高校で13年にわたって生物を教え、生物部では学校の裏山で斃死していたタヌキを生徒と一緒に解剖し、全身骨格標本の作製を指導するなど、実体験に基づく生物教育を行う。生物を教えることに一層集中したいと思い、TOPSの講師となる。授業では、『なぜそうなるのか』を理解させる教え方に工夫を凝らしている。