医学部受験予備校 Tops医専通信

小論文&面接頻出テーマ ~地域医療~四条烏丸校

2014/12/16

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

京都の医学部専門予備校 Tops医専です。

 

いよいよ受験シーズン到来。慌てて入学願書の志望動機を書いている受験生も多いと思います。

あとはこれまでの自分の努力を信じてラストスパートをするのみですが、小論文や二次試験の面接も気になってくるところ。特に不安を感じている現役生は多いのではないのでしょうか?

 

ここからは今年、小論文や面接で出題されそうな頻出テーマについてポイントを書いて行こうと思います。

しっかり対策している受験生に関しては、そんなこと知っているよ!ということばかり(であってほしい・・・)ですが、最終のチェックにでも使ってくれると幸いです。

 

さて初回は、『地域医療』について

よくいわゆる『へき地医療』と混同している人もいますが、近年は都市部も含めて、『中核病院と地域の診療所・クリニックとのすみわけ』、『コンビニ受診』との絡みで出題されることが多いですね。

 

近年、疾病(しっぺい)構造が変化し、日本人の死因構造の中心は感染症などの急性疾患から、生活習慣病などの慢性疾患に大きく変化しました。そのため、この高齢化社会において糖尿病や高血圧などの完治しにくい、いわゆる生活習慣病の患者が増えています。慢性疾患の患者は治療が長期にわたるため地域のクリニックに受診するのが理想的ですが、実際は風邪などの軽い疾患とともに地域の中核病院に通院するケースも多く、病院の役割分担が進むことが必要になっています。

 

なぜなら、いわゆる大病院と呼ばれる中核病院は、本来、急性期の患者や重篤な疾患に対しての治療を行うべきで、現在は紹介状を持たない外来患者の割合も多く、重症患者の治療に専念できない状況があるからです。

 

また、『コンビニ受診』の問題もあります。

 

コンビニ受診とは一般的に外来診療をやっていない休日や夜間に緊急性のない軽症患者が「仕事があるから」、「夜の方が空いているから」等を理由とし、病院の救急外来を自己都合で受診すること。病院の救急外来は少数の重症者の対処に特化しており多数の患者を診療できる体制にはなっていません。そのため、医師の負担が大変大きくなっっており、本来専念すべき重篤な患者への処置が遅れる危険性があります。

 

そのため、「かかりつけ医」が重要になってきています。かかりつけ医とは日頃から患者さん自身やご家族の健康、病気について気軽に相談に応じてくれる身近な開業医の先生のことです。

 

「かかりつけ医」を中心とする診療所・クリニックと地域の中核病院がそれぞれの役割、機能を分担し、患者のためにお互いに連携しながら、その地域において、より効率的・効果的な医療を提供する「病診連携」が求められています。

*「病診連携」の「病」・・・病院、「診」・・・診療所の意味ですね。

 

地域医療と一口に言っても「高齢化にともなう介護問題」「在宅医療のありかた」などもあると思いますが、この「病診連携」は近年の地域医療におけるキーワードになっているので、しっかり理解するようにしてください。