医学部受験予備校 Tops医専通信

塚原卜伝に学ぶ「勝つ秘訣」四条烏丸校

2017/03/09

京都の医専塾 TOPS医専です。

こんにちは。国語科の西山です。

本日3月9日は、塚原卜伝の命日と言われています。(3月6日という説もあり)。

塚原卜伝(つかはらぼくでん)とは、鹿島新当流の祖で、足利義輝や北畠具教らも指南した戦国時代の剣士・兵法家です。

この剣豪にはいくつかの逸話があり、現代の処世術にも大いに通じるところがあります。

 

◆卜伝の弟子の一人が、馬の後ろを歩いていて突然、蹴られそうになりました。弟子はとっさに身をかわして避けました。その身のこなしを人々がほめたたえたのですが、卜伝は、「馬ははねるものということを忘れ、うかつにもそのそばを通った弟子が悪い。はじめから馬を大きく避けて通ってこそ、わが弟子である。」と言いました。

様々な事態を事前に想定し、リスクを避けることが大事ということです。

 

◆卜伝は家督を譲るために三人の息子を試すことにしました。鴨居の上に木枕を置き、襖を開けると木枕が落ちるような仕掛け(学校の黒板消しトラップみたいなやつ)をしました。 三男は落ちてきた木枕を一刀両断して入ってきた。 次男はさっと退き、刀の柄に手をかけ、落ちてきた物が木枕であることを確認して入ってきた。 長男は仕掛けを見破り、解除して何事もなかったように入ってきた。 そして卜伝は長男に家督を譲ることにしました。

やはり冷静な判断力が大事です。

 

◆卜伝が琵琶湖を船で移動中、若い剣士が決闘を挑んできました。周囲に迷惑がかかることを気にした卜伝は、船を降りて小島で決闘を受けることを告げました。しかし剣士が船を飛び降りた瞬間、卜伝はそのままなにくわぬ調子で、櫂を漕いで島から離れてしまいます。「戦わずして勝つ、これが無手勝流だ。」と。

【無手勝流(むてかつりゅう)】とは、①「戦わずして策略で勝つこと」を意味します。また②「自分勝手なやり方」という意味もあります。

こうして塚原卜伝は83歳でこの世を去るまで、真剣勝負19回、合戦37回で負けなし。傷もなし。ただ強いだけではこうはいかなかったでしょう。

 

さて、この塚原卜伝から学ぶ受験の極意とは何でしょう。 それは、「無用なリスクを避ける」ということです。 真剣勝負では何が起きるかわかりません。どんなに強くても何かの偶然で負けてしまうこともあり得ます。

受験でも問題の読み違い、マークミス、体調不良、忘れ物等々、避けられるリスクを避けることが勝つ秘訣の一つでしょう。