乾癬・膠原病・リウマチ・アトピー性皮膚炎など自己免疫疾患を良くするための日常生活における心がけを挙げてみましょう。
夜中に何度も目が覚めたり、心配事やストレスが原因で眠れなかったりしていると、疲労がたまり、情緒を不安定にし、判断力が鈍るなど日常生活に大きく影響します。免疫力も弱まります。
十分な睡眠は回復力を高め、持っている病も改善しやすくなります。よい睡眠をとることを心がけましょう。
食生活は大切です。昔から、食事は「薬」とまでいわれています。「食べて治す」ことを日頃から心がけましょう。
食べ過ぎや偏食は免疫力低下を招きます。朝食をしっかりとって間食や夜食を控え、野菜や海草などを十分に摂りましょう。
バランスのよい食事は、体のホメオスタシス(恒常性維持)を安定させ、治癒能力、回復力を高めます。食べ物を変えれば血液が変わり、細胞が変わり、内部から「病気にならない体」をつくってくれます。
昔は体の具合が悪くなると、「養生しなさい」とよくいっていました。けっして現在のように医者や薬に飛びつきませんでした。
養生とは、暴飲暴食をつつしみ、早寝早起きで十分睡眠をとり、規則正しい生活習慣を身につけ、毎日しっかり入浴して清潔を保ち、体を温め、発汗作用をうながし、適度に体を動かし、できるだけ歩くことを心がけ、ストレスをためない、常に前向きの気持ちをもって生きていくことです。これらが病気に対処する基本です。
ときには家族一緒で、のんびり旅行するのもいいでしょう。家族との温かい交流ができれば、大きな励みとなり、元気になろうという意欲も高まります。これは、薬の力よりもはるかに強力に効きます。
生活リズムの基本は、食事、運動、休息、睡眠です。規則正しい生活は、自然治癒力、免疫力を高め、病気を回復に向かわせます。
おすすめの1日のライフスタイルは、次の通りです。
1、毎朝しっかり朝日を浴びる。
2、朝ご飯はしっかり食べる。
3、昼間は仕事にいそしみ、体をたっぷり動かす。
4、家族と夕食、団らん、なごやかな交流。
5、寝るまでの入眠儀式を大切にする(入浴、1日の振り返り)。
6、暗いお部屋でゆっくり就寝。
7、翌朝は早起きして、「夜ふかし→朝寝坊→慢性の時差ぼけ→眠れない」の悪循環を断ち切る。
運動は血液循環を良くし、免疫力を高めます。ただし、運動のし過ぎは逆効果になるので、適度に体を動かしながら、疲れ過ぎないように休養を取ることが大切です。
おすすめは、ウォーキングです。歩くことは、それだけで気分を壮快にしてくれます。神経細胞が活性化し、頭の中のもやもやした気分も晴れてきます。悩みや不安で、頭がいっぱいになっているときなどは、ちょっと小休止して歩いてみましょう。
強直性脊椎炎(膠原病の一種)に苦しみ、医者からも見放されていたアメリカのノーマン・カズンズ氏は、10分間おなかをかかえて笑うと2時間は痛みがなくなった体験をし、本格的な笑いの療法を行いました。
その結果、治る確率500分の1といわれた難病を克服することに成功しました。
最近は、がん治療に笑いが取り入れられ効果を上げています。寄席に行き落語を聴かせたところ、免疫力がほぼ倍になっていたそうです。
笑いはエンドルフィンというホルモンを分泌し、免疫力を高めます。一日に一度はお腹の底から大きな声で笑うことを実践してみましょう。
闘病生活は、不安になりがちです。後ろ向きな気持ちが続いたり、心理的不安があると、症状も良くなりません。心のあり方は免疫機能に影響を与えるので、精神的安定を心がけることも重要です。
だれでも子供の頃、遠足や修学旅行などが近づくと心がうきうきしました。楽しいことを思い描くと、心が興奮してうれしくなります。逆に試験の日が近づいたり、嫌なことを目の前にすると、憂うつになったりします。
気持ちを落ち込ませていると、回復は思うようにはかどりません。いつも明るく、前向きな気持ちをもつようにしていると体も回復に向かいます。
病気の痛みや苦しさにくわえて、治療や将来への不安をかかえていちばん悩んでいるのが患者さん本人です。
一人で自己免疫疾患と立ち向かうのは容易なことではありません。そんな患者さんにとって最も支えになるのは、家族やまわりの身近な人たちのサポートです。
本人が薬物に頼らない自然療法に取り組んでいても、家族が「病気は、医者や薬で治すものだ」と反対すれば、本人の意欲も半減するでしょう。
つらいときに、「大丈夫、きっと治る、だからがんばろう」と励ましてくれる場合と、まったく理解してくれない場合とでは、本人の精神状態もまったく違ってきます。
患者さんを支え続けていると、家族が疲れ果て燃え尽きてしまうこともあります。自分のすべてを投げうって援助をするだけでは長続きしません。
家族が疲れないためにも、ときには家族自身の息抜きも必要です。
人の世話をするには、まず自分が安定すること。自分のエネルギーを充電しながら、常に患者さんの良き援助者でいられるように努めましょう。
最後に、自己免疫疾患の回復に役立つ、とっておきの心理療法をご紹介しておきましょう。
・いつも明るく前向きに
・くよくよせず、のんびりと
・「治そう」という気持ちを強く持つ
・感謝名人になる
・不平不満を持たない
・人の幸せを考える
・病気を忘れてしまうほどの目標を持つ