自然療法とは、本来人間が持っている自然治癒力を高め、健康を維持していこうとする療法のことをいいます。
日本でも世界でも、現代医学が登場するはるか昔から自然療法は存在していました。薬草や鉱物を用いるものから、人の手を使ってツボやリンパなどを刺激するものまで、さまざまな療法があります。
その基本は、人間を「心・体・魂」の3つを全体としてとらえ、心身のバランスをはかろうというホリスティック(全体的)な考えです。
最近は、現代医学の対症療法が行きづまりを見せていることから、それに替わる自然療法が“本物の医療”として注目を浴びています。
自然療法には多くの種類があります。
大きくは、中国医学やインド医学(アーユルヴェーダ)、ハーブ療法など世界に伝わる伝統的な民間療法がそれです。
具体的には指圧や気功、ハリ、漢方、免疫療法、アロマテラピー、食事療法などがすべて含まれます。広い意味でヨガや健康食品、精神療法なども入れられるかもしれません。
現代医療(西洋医学)は対症療法的で、臓器や器官といった局所に目を向けがちです。しかし、病気の種類によっては全身から診なくては治療できないものもあり、西洋医学では治しにくい病気が多くなっています。
一方、自然療法は薬物に依存せず、治療もマイルドです。現代医療の薬のような即効性はありませんが、体にやさしく、自然の作用で免疫力(健康になろうとする力)を高めることができます。患者さんにとっては、病気や体質などに合わせて治療法が選べるといった利点もあります。
薬には副作用がつきものですが、自然療法は体の中の“内なる自然”つまり自然回復能力を利用するもので副作用を及ぼすことはありません。これが自然療法の最大のメリットです。
自分に合った自然療法を見つけていきましょう。
温泉には、副交感神経に働きかけて昂ぶった交感神経をしずめ、自律神経のバランスを正す作用があります。
この作用が自己免疫疾患にとてもよい効果をもたらします。
効果とは、
(1)リウマチなどの痛みやこわばりがとれる、
(2)内臓機能を高め、ホルモンの分泌をうながし、膠原病、リウマチなどの症状が緩和する、
(3)血圧を下げる、
(4)乾癬、アトピー性皮膚炎などの皮膚病を改善する、などです。
温泉が良いとわかっても、時間的な余裕や経済事情などから、温泉湯治を長期間続けられないこともあります。そのようなときは、温泉の代用として天然鉱石を利用する方法もいいでしょう。
良質な天然鉱石は湯ざわりが良く、保温性があります。鎮静作用は痛みに効果的といわれています。
有効な含有成分を多量に含んでいるものなどであれば、温泉に近い泉質になり、温泉と同じように自律神経を正常化し、自己治癒力を高める効果も期待できるでしょう。
ただし、継続して使用する必要がありますので、使用が簡単なもの、浴槽の材質を損ねないものといったことも考慮する必要があります。
自己免疫疾患にかかったら、どの病院へ行っても治らない、いろいろな治療を施しても効果が現れない、病院でだめならあきらめるしかないか……と思っておられる方が多いかもしれません。
しかし、絶対にあきらめないでください。
自然な方法で体と心の健全化・調和化をすすめていけば、体のバランスが回復してきます。あなたの中に潜んでいる本来の元気を引き出せば、治らない病気というものはないのです。