体の中に入ってきた細菌などの異物を排除して身を守ってくれるのが、免疫のしくみです。ところが、何らかの原因で、免疫が異常に反応し、自分で自分の体を攻撃することがあります。
このように「自己を攻撃する病気」が、自己免疫疾患です。
自己免疫疾患の代表的なものといわれているものに膠原病があります。これには慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症などがあります。
乾癬、アトピー性皮膚炎も自己免疫疾患の一つと考えられます。
免疫過剰がなぜ起きるのかは、現代医学では不明とされていますが、実は免疫異常の根本原因は自律神経の乱れにあると考えられます。
自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、交感神経は活動するときに働く神経で、副交感神経は休養をとったり、疲労をとるときに働く神経です。
この二つのバランスによって、体のあらゆる臓器や器官をコントロールされています。このバランスが崩れたときに、さまざまな症状があらわれるのです。
精神面では不安神経症、うつ症、劣等感、イライラ、疲労感などがあり、身体にひきおこされる症状には、消化器系(胃潰瘍、便秘、胃けいれん、食欲不振、肥満など)、心臓系(心臓神経症、高血圧など)、呼吸器系(気管支ぜんそく、アレルギーなど)、皮膚系(ジンマシン、湿疹、円形脱毛症など)、泌尿、生殖器系(生理不順、糖尿病、インポテンツなど)があります。
病気はその人のいちばん弱い箇所にあらわれますから、精神が弱ければ、不安神経症、うつ症になったり、消化器系が弱ければ胃潰瘍、心臓系が弱ければ高血圧や狭心症になったりします。
乾癬やアトピー性皮膚炎は自律神経の乱れが皮膚にあらわれたものであり、関節や筋肉、神経系にあらわれたものが膠原病、リウマチです。
自律神経は、体のあらゆる臓器や器官をコントロールしているため、アンバランスが起これば、当然心身にさまざまな症状を起こします。
免疫異常の根本原因が自律神経の乱れにあるのですから、自律神経が正常になれば、免疫異常はなくなります